2012/02/28  (火) 

社長貸付金に注意です!

ここのところまた融資に関するご相談が多くなっています。

 

しかし事業計画もきちんと立てずに

行き当たりばったりに突然融資のご相談を

受ける際にはご相談によっては

残念ながらうまくいかないケースもあります。

 

やはり遅くとも数ヶ月前から

きちんと計画を立てて対策を練る必要があるでしょう。

 

 

中小企業の場合融資の際度々

金融機関から指摘されるのが、

社長貸付金です。

 

金融機関はこの社長貸付金を

非常に嫌います。

 

融資をすることによってこの貸付の返済に

充てられるかもしれないからです。

 

社長貸付が頻繁に行われているということは、

貸した資金をそちらに回される可能性もあるからです。

 

 

では、社長貸付金はなぜ発生してしまうのでしょうか?

 

1.役員報酬以上に会社の通帳から引き出してしまっていて

 それを私用に使っている。

2.会社設立の際本来ない現金を一時的に通帳に入れ、

 それを資本金としてしまい、その後その現金を引き出してしまった。

 

その他原因はあるかと思いますが、

代表的にはこんな形で貸付金は増えていきます。

 

増えてしまった貸付金を減らすのは

そう簡単ではありません。

 

昔は生命保険などを利用して

減らしていくスキームがありましたが、

今はほぼないといってもよいでしょう。

 

地道に役員報酬から返済していくしかありません。

 

社長貸付金があるからといって

融資が全く受けられないということはありません。

 

まずは返済している証明をすることです。

 

返済をして貸付金が少しずつ減っている

ことが確認できれば融資を受けられる可能性はあります。

 

 

いずれにしても将来的に融資を検討している

会社さんについてはこの社長貸付金は可能な限り

なくす努力が必要です。

 

 

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